らぶな大学のともだち

 

大学の友達と会いました。

 

彼女とは、二年生の英語の授業で隣の席になり、専攻が同じだということがわかって仲良くなりました。

 

お互い人の名前をきちんと呼ぶのが苦手で(確認をとったわけではない)、彼女は私のことをフルネームで呼び、私は彼女のことを"ちゃんまな"と呼んでいます。

 

専攻が同じなのでほとんどの必修授業は一緒に受け(とある必修を二人とも落とし再履修も共に受けた)、同じゼミに入って、ゼミまでの空き時間を中庭のベンチでうだうだ過ごしました。

 

ちゃんまなと出会ってから4年が経つそうです。

 

今日失恋をした話を聞かせてくれました。

今でも涙が出てくることがあるそうです。

私は、気の利いたことが何も言えなくて、

うーんと唸って焦って

「ごめん、気の利いたことが言えなくて」

と言ってしまいました。

ちゃんまなは

「ううん、聞いてほしかっただけだから」

と言ってくれました。

辛い話を打ち明けてくれたのにフォローまでさせて何やってるんだか、です。申し訳なくなりました。

 

自分を好きじゃなくなってしまった人に対して、何ができるのか、答えが出ません。

もとから自分のことを好きじゃない人とはわけが違います。

どうして音楽とか漫画みたいにずっと好きでいられないのか。

ちゃんまなにどういう言葉がかけられたのか、私がちゃんまなの立場ならどんな言葉が欲しいのか。

 

ちゃんまなと過ごした時間はすごく楽しくて、いっぱい喋ったなあ〜と思いながら帰路についたのですが、同時に、ちゃんまなが欲しい言葉を私は提供できたかなと少し不安になりました。相手が欲しい言葉をあげるのが会話じゃないことはもちろんわかっていますが(おこがましすぎる)、でも、だいすきなちゃんまなにも楽しかったと思ってほしいンです。

好きな人と楽しく喋った日はいつもそうです、楽しかったなぁーとほくほくしながら、でも、相手が同じくらい楽しかったかなってヒュッと不安になりながら帰ります。

 

好きな人が多い人生はとかく生きづらかったりします